CPDSへの取り組み
定義と目的・理念
(社)全国土木施工管理技師連合会(以下連合会)の継続学習制度(以下「CPDS」、Continuing Professional Development Systemの略)は、CPDS加入者が講習会などにより施工管理等の技術力向上等のために学習をした場合に、学習の記録を連合会に登録し、必要な場合連合会が学習履歴の証明書を 発行するシステムです。「継続教育」という言い方をする場合もあります。
CPDSの目的は、技術者が自己研鑽の活動を通じて、国民の福祉に役立つ良質な目的物を創造するために必要となる技術力と資質の向上を図ることにあります。
CDPSは、3つの原則、【1】公開・公平性(誰でも加入でき、公平に対応されます)、【2】信頼性(すべての申請に対し証拠書類を確認します)、【3】専門性(施工管理技術が向上するための講習会を認定します)、に沿い、利用者の利便を考えて運営します。
対象者と運営組織
(1) CPDS加入者と技士会会員の違い
CPDSに加入している者は「加入者」と呼びます。このガイドラインで「会員」という場合は、連合会に登録されている、各県等の土木施工管理技士会の個人会員、を指します(以下会員もしくは技師会会員)。
CPDSへは、技士会の会員でなくとも加入できます(図1)。ただし会員には安価な会員料金が適用されます。技士会会員になるには別途技士会への手続きが必要です。技士会によっては会員に対し特別のCPDSサービスをしている場合があります。
(2) 運営組織
CPDSは、連合会が運営します。運営に当たり連合会に外部の有識者からなるCPDS評議会を置き、CPDSに関する企画等を審議します。